Promise with you
ケータイを持って、ベッドを出た。


屋上に行こうかな...


どうしても行きたくて、点滴を外した。


ごめんなさい。


ずっと歩いてないからか、体が鈍っていた。


足を引きずって、階段を登る。


少し古臭いドアを押すと、綺麗な夜空が見えた。


「あっ.....流れ星!」


誰かいるのか、幼い女の子の声がした。


「お姉ちゃん?」


「...え、私?」


「そうだよ!名前は?」


「ちはやだよー!」


「わたしは一凛(いちか)!ちはやねーちゃんよろしくね!!」
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