Promise with you
それから、サッカー部の背番号10を密かに追ってた。


誰なんだろ‥‥背番号10‥‥。


キーンコーンカーンコーン


チャイムがなって授業が始まっても勉強なんてしてられなかった。


「ちはや?」


「冬華‥‥?」


「どうしたの?ボーッとして」


「ごめん、考え事してた」


「顔色悪くない‥‥?」


「気のせいだよ、きっと‥‥」


「ねぇそう思わない?陽向君」


「悪いんじゃね?」


そう冷たく言って授業を真面目に聞いてる。


すごいな、ひーたん‥‥


「無理しないでね?」


ちらちらひーたんを見ながら言ってくれた。


「ありがと!」


冬華、ひーたんのこと好きなんだね
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