Promise with you
「え‥‥?」


「ちょっと、運動部だよね?見た目‥‥」


「はい‥‥」


「なら心臓マッサージして!」


「ちぃ、失礼するよ?」


手を胸に当てて強く押す。


こんなに痩せてんだ‥‥


もう押したら潰れそうなほど‥‥


「大学病院かな‥‥えっと…うん、あ、そこの君、んーと…三浦くんか…ちはやちゃんどこの病院通院してるか知ってる?」


「たしか前大学病院‥‥」


「ありがと!」


と、先生は電話をかけた。


「え、裕翔?ちはやちゃんの主治医なの?あのさ、体育の時間に意識失って呼吸してないんだけど、早く来て‥‥うん、見た感じ発作‥‥はいー、早く来てね」


「先生、呼吸‥‥しないんですけど‥‥」
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