Promise with you
「ゃ…ちはや!!」


詩音の声でふと気づいた。


「もう朝だよ?六時!」


「うそ…そんな……寝てた?」


「もうぐっすりよ…軽くシャワー浴びたら?一応学校の用意お母さんに持ってきてもらったよ?そして、彼氏の三浦くんがお迎えに来るわよ」


「なんで知ってるの!?」


「三浦くんがゆってた…」


「…。」


軽くシャワーを浴びると、制服を通した。


「やっぱり顔色悪いかなぁ?」


「そんなことないよ!元気モリモリだもん!」


「はあ…どーやれ…」


もうすぐ五月…そして中間考査も近いのに、勉強もまともに出来ない。


まだ出るまで時間はある。


持ってきてもらった用意からノートを取り出し、読んでいた。


そういえば…薬飲んでないなぁ…


でもこんな所で飲んだら、バレちゃうよね…どうしよ…


「さーっすが、天才は時間を惜しんで勉強するのね…ちょっと汗かいたから流してくるわー」


と詩音が部屋を出た。


病院に持っていってたリュックから薬を出して、もらった水で流し込んだ。
< 87 / 123 >

この作品をシェア

pagetop