Promise with you
「保健室行くか?」


「ううん、すぐましになるから...」


「そうか...我慢出来なくなったら言えよな?」


「うん...ありがとう...」


気づけばだんだん吐き気は無くなり、喉の奥に違和感を感じた。


ドロっとした感じの液体がぬとぬと喉にくっついてる。


「ゲホッゲホッ...」


おさえてた手に感触があって


こっそり開けると...


「え...?」


血......。


「ちとせ?どうした鼻血か?」


「う、うん、すぐ止まるよ...」


え、血...


私の口から...血...。


これって...心臓疾患あるから...?


「どう?鼻血止まった?」


「うん...」


どうしよ...後で...調べてみようかな...。


キーンコーンカーンコーン


先生は授業を終えて外に出た。


「ちとせ?あんたさっき鼻血出たの?」
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