ホクロ
夜11時半を回った頃だろうか、次第にバーベキューの延長の飲み会を楽しむ者と、シャワーを浴びる者と布団に入る者と、各々が各々のことをし始めていた。
私はシャワーを浴びた後、水を飲もうとキッチンに向かった。
すると偶然にもシャワー上がりの富岡さんがダイニングテーブルのイスに座っていたので、すかさず写真を撮ってしまった。
「ボクの写真を撮って何がそんなに楽しいんですか」
肩にタオルを掛けて濡れた髪をオールバックにしていた。
「うふふ~、だって学校じゃこんな富岡さん見られないですもん。すごい普段ぽいですね。家でもこんな感じですか?」
「伊川さん、気持ち悪いですよ。髪はすぐに乾かしますけどね。自然乾燥は髪が傷みますから」
女子っぽいことを言うなと思った。
彼は落ちてくる前髪を右手でかき上げた。
なんてセクシーな仕草なんだと思った。
私はシャワーを浴びた後、水を飲もうとキッチンに向かった。
すると偶然にもシャワー上がりの富岡さんがダイニングテーブルのイスに座っていたので、すかさず写真を撮ってしまった。
「ボクの写真を撮って何がそんなに楽しいんですか」
肩にタオルを掛けて濡れた髪をオールバックにしていた。
「うふふ~、だって学校じゃこんな富岡さん見られないですもん。すごい普段ぽいですね。家でもこんな感じですか?」
「伊川さん、気持ち悪いですよ。髪はすぐに乾かしますけどね。自然乾燥は髪が傷みますから」
女子っぽいことを言うなと思った。
彼は落ちてくる前髪を右手でかき上げた。
なんてセクシーな仕草なんだと思った。