俺様王子とメイドちゃん
「さあ、行きましょう!」


わたしは、精一杯の作り笑顔をして、廊下

を歩き出した。 






テスト結果が張り出されている廊下に

は、たくさんの生徒が溢れている。


皆、かなり驚いてるみたいで、誰も湊が

いることに気づいてない。


何かあったのかな?


「わたしが、結果を見てきます」


わたしは、そう言ってすぐに人混みのなか

にまぎれこんだ。 







適当に進んでいたら、わたしはテスト結果

の前にたどり着いていた。


いちおう、結果を見とくか・・・

まあ、わたしが一番だと思うけど。



今回のテストには、結構自信がある。



勤め先の屋敷から学校までが近くなっ

て、時間に余裕が出来たおかげだ。


湊のせいで、気持ちの余裕はなくなった

けどね!


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