俺様王子とメイドちゃん
「うわさをすれば、だね?」

絢斗さんがスマホを片手に別荘から出てきた。


「待たせた。もう別荘に入ってもかまわな

いぞ・・・って、湊どうしたんだ?」


「「三宮が俺の顔に」ううん、なんでもないですよ?!」

わたしは必死で作り笑い。


絢斗さんにまで、男を平気で殴る女の子だ

と思われたくないし



「まあいいや。昼食の準備もできてるんでな、早く入ってくれ。」






絢斗さんのため息とともに大変な七日間が

始まったのだった。
< 124 / 162 >

この作品をシェア

pagetop