俺様王子とメイドちゃん
「ごめんなさい!! 

わたしこの部屋に勝手に入りました!! 

じゃあこれで失礼しますっ!」


わたしは、頭を下げてドアに向かってダッシュ。




「って、あれ?」

進まないんだけど

腕を捕まれてる?!



茶髪の男子は、わたしの腕をつかんで離そ

うとしない。



「勝手に入っておいて、それだけですまさ

れると思ってんのか?」



怯えるわたしを見て、茶髪の男子はにやり

と笑った。




「ほんとごめんなさい! わざとじゃない

んです。訳があって・・・」

茶髪の男子は、必死に謝るわたしの声なん

て聞いてない。

意地悪そうにわたしのことを見てる。


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