俺様王子とメイドちゃん
わたしは朝の出来事を話した。

女子生徒から逃げてきたこと。

急いで入った部屋で会った男子生徒のこと。


「ねえ、美咲。その部屋って何階?」

「うーん。多分3階だと思うけど。それが?」


首をかしげるわたしに、香織はため息をついた。


「美咲、そこ絶対に入っちゃいけない場所よ。」

「どういうこと?!」





「そこはね、この学園で選ばれたある4人だけが使える部屋なの・・・」





4人? 

あ、そういえばあの部屋にいたのは4人だった。




「成績優秀で、この学園の誰よりも財をもつ人たち、学園のリーダー的な存在ね。」

冷や汗が流れる。






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