俺様王子とメイドちゃん
「はあっ、はあっ、はあっ・・・」

わたしは、足を止めて呼吸を整えた。 



ここまで来たら追ってこないよね?




わたしはもう一度辺りを見回した。

食料庫の前の薄暗い廊下

誰もいない――




壁にもたれ掛かかって、床にずるずると

座り込んだ。
< 47 / 162 >

この作品をシェア

pagetop