俺様王子とメイドちゃん
「美咲ちゃん、頭をあげてちょうだい。」

奥様の優しい声に、わたしは恐る恐る顔をあげた。



「説明不足だったわね。ごめんなさい。

あなたには、違うお屋敷で働いてもらいたいのよ。

しかも、こんな古ぼけたところではなく  
もっと立派なお屋敷でね。」




「・・・えっ?」



2度目のフリーズ。








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