俺様王子とメイドちゃん
湊は椅子から素早く立ち上がると、わたし

のパンチを軽く受け流す。



ふわり



そのままわたしを抱き抱えて、椅子に座ら
せた。


「よっしゃあっ!!、ってあれ?」

パンチは、ちゃんと入ったと思ってたんだけど



わたしは椅子に座ってて、わたしの向かい

には、湊の笑顔があった。



「俺、合気道が得意なんだよね」

なっ! 笑顔がむかつく


「うっ、うるさい!」




< 69 / 162 >

この作品をシェア

pagetop