俺様王子とメイドちゃん
「はい!」

気持ちのよい返事と共に、1人の女の子が

ステージに登った。





「嘘でしょう?」

「おい、司会者間違えてるぞ」

「あの子が新入生代表のはずかないわよ」



ホールには、たくさんの人々の囁き。





きっと彼女にも、その囁きが聞こえている

はずなのに、少しも動じることなく歩いて

いた。
 



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