儚げに笑う君の



寒っ…。早く家に帰ろう…


そう決心した時。


いつもはなんと思わない桜に目がいった


いや、桜の下に目がいった




桜の下にはまだ何も咲いていない桜を見て微笑んでいる女がいた。


でも、微笑んだのは一瞬ですぐに涙をこぼし始めた。




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