これは、いつかの君の話
この男は本当にさっきからなんなんだろう。
人のこと突き飛ばしといて笑うとか。ふざけるのもたいがいにしてほしいものだ。
「・・で、君の名前は?」
男はまだくすくすと笑った感じで私に聞いた。
「志乃・・木南志乃よっっ!貴方は?」
志乃の興奮はまだ冷めてはいなくて、男の行動すべてが気に食わなく見えた。
人に名前を聞くときはまず自分が名乗れ。そんな古い考えをしている志乃からするとあの男は本当にふざけてると思う。
「ん?俺?俺は小谷泰雅だよ~志乃ちゃんってもしかしての一年生だよね?今日が入学式なのに俺のこと追ってきた感じ?笑」
志乃は顔を真っ赤にして、泰雅に声を上げる。
「違いますっ!ただ・・なんとなく入学式サボったら小谷さんがここにいただけで・・・」
さぼったんだとまた小さな笑みを浮かべた泰雅は少しかっこよく見えて、それすらも志乃には腹が立った。
人のこと突き飛ばしといて笑うとか。ふざけるのもたいがいにしてほしいものだ。
「・・で、君の名前は?」
男はまだくすくすと笑った感じで私に聞いた。
「志乃・・木南志乃よっっ!貴方は?」
志乃の興奮はまだ冷めてはいなくて、男の行動すべてが気に食わなく見えた。
人に名前を聞くときはまず自分が名乗れ。そんな古い考えをしている志乃からするとあの男は本当にふざけてると思う。
「ん?俺?俺は小谷泰雅だよ~志乃ちゃんってもしかしての一年生だよね?今日が入学式なのに俺のこと追ってきた感じ?笑」
志乃は顔を真っ赤にして、泰雅に声を上げる。
「違いますっ!ただ・・なんとなく入学式サボったら小谷さんがここにいただけで・・・」
さぼったんだとまた小さな笑みを浮かべた泰雅は少しかっこよく見えて、それすらも志乃には腹が立った。