りんごなキミ


あたしはゆっくりと角を曲がった。





そこには……








眠っている男の人がいた……―






私は、さっきまでの恐怖も忘れて
その男の人を見ていた。
いや、見とれていた…




この人の周りだけ空気が違う気がした。



私は時間が止まったかのように
男の人を見ていた…





しばらく見ているとパチッと男の人の目が開いた…



私は我に返ってその場から逃げようとした。






< 7 / 25 >

この作品をシェア

pagetop