キャッチボール

その瞬間、顔が赤くなるのがわかる。


待てよ、私!


結構恥ずかしいこと言ってたんじゃない!?


しかも手握っちゃってるし!


さっきから好き好き言ってたから


陽翔に私の気持ちがばれたりしてないよね!?



それとも、



「沙良…………俺」



もしかして、陽翔からの告…………




「好きだ。大好きだ!



野球が!」




白なわけないよね。



「そうだよな。まずは楽しまなきゃな!」



ちょっと複雑だったけど、


陽翔が元気出してくれたし、いっか。





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