キャッチボール


「陽翔…本当…?」



「もちろん。ずっと前から。」



「私も…、私もね?陽翔が好き…」



「えっ!!」



ばっと陽翔が私を引き剥がす。



「え!!って、なに!?」


「俺、絶対フラれると思ってた…」



「なわけないじゃん!


話せなくて寂しかった…」


やっといえた。本当の、一番伝えたかった気持ち。


「俺も…、寂しかった。」



「完封勝利、おめでとう!」



「ありがとう!」


私たちは笑いあった。


< 25 / 28 >

この作品をシェア

pagetop