裏切り者のお姫様 (更新中)
未読無視をしていても仕方がないし、渋々美麗からのメッセージを開く。
[千代ぉぉぉぉお。助けてぇぇえ]
[“スタンプ”]
…既読無視でいいかな。
泣き顔のスタンプを送る余裕があるなら、大丈夫でしょ。
…それに、今は美麗のわがままをきけるほど、余裕はない。
スマホの電源を落とそうとすると今度は美麗からの着信。
もう、なんなの…。
「なに?」
『千代っ。助けてっ。』
「美麗、よくそんなこと私に今言えるね。5人に助けてもらいなよ。呼べばきてくれるでしょ。」
『千代っ!お願いっ!千代だけが頼れる人なのっ。千代は私と親友でしょ!?助けてっ。』