裏切り者のお姫様 (更新中)
「お、はっけーん。」
「こんなところにいたのかぁ。」
「1人増えてるじゃん?ちょっと地味だけど、まぁいいや。手こずらせやがって。」
「…っ!」
あぁ、やらかした。
なんとか巻けたかなって思ってたんだけど、そんな都合よくいかないか。
近くに寄られていたことにも気づかなかった。
どうしよう、この状況。
幸いなのは3人とも前方から来てくれたおかげで、後ろの道は塞がれてないこと。
走って逃げる?
いや、美麗が疲れてるからたぶんもう走って逃げるのは無理。
どうすれば…。
「美麗!とにかく電話!早く!」
私の後ろでおびえてる美麗になんとしてでも5人と連絡をとってもらって、助けてもらうしかない。