裏切り者のお姫様 (更新中)
『私言うか迷ったんだけどっ、やっぱりみんなに伝えて、仲直りしてまたみんなでホントに楽しめたらなって思って…っ。千代の口からみんなの悪口とか、裏切るような発言は、私、もう聞きたくなくて…っ。ごめんなさい…っ!!』
挙げ句の果てには美麗は泣きだすし。
そんな美麗を5人は慰める。
なんで私は5人からこんなに睨まれてるの。
『1年以上も一緒にいたのに見抜けなかった俺らが悪いのかな。お前がそんなやつだったなんて。見損なった。』
『待って、全く私理解できないよ。みんなのこと悪く言ったことなんて一度も…っ』
『僕達のほうが理解できないよ。僕たちは、仲間を傷つけたり、裏切ったりするの嫌いって知ってるよね?』
『知ってるよ…っ!!!』
知ってる。痛いほど知ってる。
だって私が嫌がらせをされても助けてくれるもんね、みんな。
みんなは私のこと守ってくれるし、友達でいてくれるもん。
仲間だって言ってくれる。
なのに、なんだこの状況。
『裏切り者。』
『もう俺達に関わるな。』
『ねぇ、待って!なんか勘違いしてない?私みんなのこと悪く言ったことなんてないよ?信じて!』
『はぁ…。しらばっくれても無駄だし。さっきの発言が何よりの証拠じゃん。』
『待って。とにかく話そ?私の話を…』
『出ていって。』