裏切り者のお姫様 (更新中)

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「うん、じゃあとりあえず自己紹介から始めよう！」




ニッコリと笑ってチカゲさんが全員の顔を見渡す。


ソファに座っていたナギさんも渋々ダイニングの方に出てきた。

チカゲさんの影響力すごい。
何も指図するようなこと言ってないのに。





「まずは、僕からね。僕は倉橋 千影(ｸﾗﾊｼ ﾁｶｹﾞ)、東高校の3年です。よろしくね。」




「よ、よろしくおねがいします。」





3年生なんだ。

どうりで落ち着いてるはずだわ。

バイト先の先輩方と同じ雰囲気出てるもの。
大人の余裕みたいな！





「…藤崎、久登(ﾌｼﾞｻｷ ﾋｻﾄ)。東高、3年。」





「次は俺かねぇ。俺は太田 徹(ｵｵﾀ ﾄｵﾙ)、東高の2年よ〜。よろしくね？」





久登さんは相変わらず無表情だし、徹さんはウインク付きで自己紹介。

…というか、久登さんが3年生なのはまだなんとなく納得いくけど、徹さん本当に2年生！？



留年とかしてないのよね！？

なに、どこからきてるのその色気！

同い年に見えない…。