裏切り者のお姫様 (更新中)



「ちーちゃん、深刻な顔してるよ〜。まさかと思うけど、俺らが暴走族かも〜なんて思っちゃった〜?」



「え!?」





徹さん…同い年だから君付けでいいか。
徹くんに思っていたことを言い当てられて、反射的に顔をあげてしまう。



これじゃ完全に肯定しているようんなもんだわ。
やってしまった…。


…それにちーちゃんってなに。





「ははっ。わっかりやすいねぇ。まぁ、安心しな、俺らは暴走族みたいにクソみたいな集団じゃないから〜。」




「徹はクソだと、僕は思うけどね。」




「ははは〜。ゆうちゃんはどうやら俺と一緒にキャバクラでも行きたいみたいだねぇ?」




「…勘弁して。」





悠里くんの言う、徹くんがくそかどうかはどうでもいいとして。


暴走族では…ないのね、…よかった。


さすがに蝶華のことがあって、またすぐに暴走族と関わるのは少し抵抗があるし。



ただ、徹くんの言い方は必要以上に棘があった気がするのは気のせいかな。


笑顔だったけど、なんかすごく嫌な空気を感じた。



詳しく説明しろって言われても、できないけど。







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