Olive Girl
ドアを閉めた途端、晴斗に強く抱き締められた。
「ちょっ…晴斗?!」
『侑斗とばっか話さないでよ。』
「え?」
『すっごい妬いた。』
「ごめんね?」
『…ん。梢からキスしてくれたら許す♪』
「ちょっと!!それは無理!!」
『梢は俺より侑斗がいいの?』
もう!!子犬みたいな目しちゃって!!!!
いくら役者だからってあたしは騙されないんだから!!!
騙されないんだから〜…。
騙され……。
うぅ…可愛い。
「仕方ないな〜。目つぶって?」
『はーい。』
目をつぶった晴斗に軽く触れるくらいのキスをした。
『こんなんキスに入んないよ?こうやるの。』
「…っん。」
晴斗はあたしに深いキスをしてきた。
『どう?わかった?』
あたしの顔は真っ赤。
『梢戻るぞ。』
「えっ?あたしまだ…。」
こんな顔で戻れる訳ないじゃん!!
『何?まだ足りない?』
「そんなんじゃない!!」
『梢、顔真っ赤。』
「うるさいっ!!」
晴斗はSだ……。