私の手には何もない


でも

そんな時

悪口が聞こえたら

日咲が否定してくれた。


靴を一緒に

探してくれた。


掃除を押し付けられた時

一緒に掃除してくれた。


私はそんな日咲が大好きだった。

なのに本当は全部、

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