天使な悪魔〜二面性を持つ女と闘う男の物語〜
「今朝の凛、黒い方だったんだぞ?」


朝くしゃみをして、
凛は入れかわっていた。


「たとえ黒い方だったとしても、
外見の凛ちゃんは白いままだろ。
喋んなきゃわかんないじゃん」

「オレわかるっつの」

「バカ!佳奈と凛ちゃんは初対面だろ」

「あ、そっか」


なんとなくわかった。

にしても…


「オマエ今日どしたの?
こんな完璧な助言初めてじゃね?」

オレは亮太の額を触った。

「…熱い」

「オレ今日微熱あるんだよね」


納得。


「バカなクセに頭使うから」

「知恵熱??オレ赤ちゃんじゃねーよ!」


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