天使な悪魔〜二面性を持つ女と闘う男の物語〜
「もぉやだ…」

凛の口からはそのセリフとため息ばかり出ていた。


佳奈にガッツリ宣戦布告され、
負けじと言い返したものの…




凛の心は不安ではち切れそうだった。



「あれぇ?凛ちゃん?」


前方から聞いたことのある声が、
凛の名を読んだ。



「神山くんっ…」



亮太だった。




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