嘘と真実の世界

どうかしましたか？

「……よし！/(―о―)\パンッ」

…………………

「何してるの？」

「うわっ！
びっくりした
……盛川さん……
ちょうどいいや話があるんだ
……大丈夫？」

「大丈夫」

「えっ…良かった
また無視されるかと思ったから」

「ちょうど私にも
話があったから」

「えっ
……まさか好きになってくれ…」

「それはない」

「言葉被せて言わないでよ」

「早く行くよ」

「あ…うん」

話とはなんでしょうか
気になります

「あのさ俺からでいい？」

「どうぞ」

「盛川さんって彼氏いるの？」

「………What?」

「えっ！何で英語？」

「……今はいないけど何？」

「今はって事は前はいたってこと？」

「……何で？」

「もし前にいたとしたら
恋愛に興味があるって事だよね
それなのに何で俺には
振り向かないのかなって」

「……もしかしてあの二人に
惚れされろって言われたの？」

「えっ…あぁ…うん」

「……ふーん(゜-゜)……私さ
好きな人いるから付き合えないし
好きにもなれないよ」

「俺よりイケメン？」

「柳沼ってさ
前から思ってたけど
ナルシスト？」

「そりゃあ俺に勝てるのは
新か卓ぐらいって思ってるけど」

「そう………少なくとも私は
あの人以上に
素敵な人はいないと思ってる」

当たり前です
あの人以上に
素敵な人なんて
いないです

「………そっかじゃあ二人に
情報を渡すの無理かな」

「あっ…それなら大丈夫」

「……何が？」

「あなたに情報を渡すから」

「……は？」

「昨日考えてみたらこれじゃあ
面白くないし楽しくない」

「………だから情報を渡すって？」

「そうあの日までにあそこまでの
情報をもってもらわないと困る」

「あの日？」

「だから今日家に来てもらう
本当は教えたくなかったけど
情報をもってもらわないと
困るから
って事で異論はない？」

「ないけど俺に家教えたら
あの二人にも知られる事になる」

「それなら大丈夫
これからは必要最低限の事しか
会話が出来ないから」

「そんな約束したの？」

「話をする代わりに条件を出した
それを認めた」

「条件付きって事か」

「で？」

「……？……あぁ、家に行くよ」

「そう…じゃあまた放課後」