追憶の彼方に
✩✩知らない一華
波瑠は、マンションの外に出ていたが
「はる!!」と、呼ぶと振り向いた。
私は、そのまま波瑠の胸に飛び込み
波瑠は、私を抱き締めた。
「波瑠が、好きなの。
どうしょうもなく。」
と、言うと。
「俺は、愛してる。
誰よりも、一華を。
一華の、そのエメラルドの瞳‥‥
この間ちゃんと、見れなくて
よく、見たかった‥‥
あ‥‥やはり、綺麗だ‥‥
とても、綺麗だ。」
と、言い私にキスをした。
そのキスは、深く甘いのに、
とても切なく‥‥感じた。
私達は二人で、マンションへと戻った。
そんな、私達を結城課長が、
見ていたとも知らずに。
結城は、急に帰った、
一華を心配して、部屋まで知らないが
一華のマンションに来てみた。
ついたら、携帯を鳴らすつもりでいた。
すると先に帰った
菅野君が・・なぜここに?
と、思っていたら
一華が、走ってきて菅野君に抱きついた。
一華が話していた男が、
菅野君なんだとわかった。
彼は、一華の事をよく知っているんだ。
一華は、ハーフだから
瞳の色も違うのか·······
俺の知らない一華を
彼は、沢山知っているんだ。
俺は、二人を会わせた上に
一華の傷をえぐったのか
と、自分の失態に、
怒りと辛さがわいていた
しばらく、呆然としていたが
俺は、そのまま帰宅した。