追憶の彼方に
✩✩一華サイド
いちか‥··
波瑠が、あちらに帰ってから
気が気ではなかったが
私に出来ることもなく
その夜は眠れなかった。
朝になり電話がなった‥‥‥‥
結城課長からだ
‥‥‥‥‥でて、みる‥‥
「一華、すまん。
菅野君に、全てを話した。
どうせ、お前、言うつもりなかったんだろ。
なんか、あいつ、見ていたら
イライラして‥‥
すまん、余計なことを。」
と、何度も謝る課長に
「ありがとうございます。
私を心配してくれたからですよね。
はる··菅野さんは、自宅に帰られました。
何か、話をするそうです。
私は、何も出来ませんから。」
と、言うと課長は、少しほっとしたように
「そうか、帰ったか。」
と、嬉しそうだった。
次の日の朝、波瑠から電話で
離婚届けを市役所に提出して
受理された。
と、報告された。
週末には、波瑠の実家に帰り
久しぶりに両親と会って、
話をするみたいだ。
波瑠は、会って貰えるか
心配していたが、
おじ様もおば様も
そんな感じの人達ではないから
心配ないよ
と、私は言った。
住む所も、探すと‥‥‥‥
ああ·····‥
私と付き合って行くつもりは
ないんだと思った。
離婚して、私と‥‥
と、思っては、いけないけど
そう、勝手に考えていた。
はぁっ‥‥違うんだ。
と、思い涙がでた。
そんな時に、ママから電話で
「いつまで、一人でいるの?
彼氏の一人も出来ずに
私の知り合いの方の息子さんと
日曜日にお見合いをするように
したから、わかった。」
と、言われて電話を切られた。
もぅ、ママは、いつも一方的で。
逆らえないし、気分転換になるかな。
と、考えた。