追憶の彼方に

✩✩報告と挨拶


次の日に、優里に報告すると
凄く喜んでくれた。

波瑠は、今日会社にくる予定に
なっていたから、きた時に
結城課長に報告したみたいだ。

夕方、結城課長から、
「一華から、まだ、返事もらってないが
逃がした魚は、でかいからな
覚えとけよ。」
と、言われて
「はい、肝に命じて。
本当に、色々ありがとうございました。」
と、言うと、ニコッと、笑ってくれた。

二人に
「オーストラリアで、
式を挙げる予定です。
是非、来て頂きたいと
思っています。」
と、お願いした。

二人は、
「オーストラリア?」
と、呆れていたが、
有休申請通るかな
受付が二人いなくて‥と。

週末に波瑠の家に挨拶に行くと。
波瑠の両親は、びっくりしていた。

「おじ様、おば様、黙っていて
ごめんなさい。
あのとき、波瑠と再会していたの
言えなくて。」
と、一華が言うと

「いいんだよ、そんなことは。
でも、一華ちゃんは初婚なのに
バツイチの波瑠でいいの?
一華ちゃんのご両親も納得したの?」
と、心配するおじさんに

「はい、私が波瑠じゃないとダメなんです。
両親も、賛成してくれました。
もちろん、波瑠は全てを話しましたよ。」
と、伝えると

「そうか、良かった。
私達も、波瑠の前の人には、
ひどい事をしたと思っているが、
気持ちが、ついて行かなくてね。
私も妻も、波瑠は、
一華ちゃんと結婚するもんだ。
決めていたから。」
と、言って貰えた。

「ありがとうございます。
私も、おじ様とおば様が大好きだから
縁があって良かった。」
二人に伝えて
私達は、四人で沢山話しながら
食事をした。

波瑠は、楽しそうに
一華と話す両親を嬉しそうにみていた。

改めて、俺も両親も
一華じゃないと
ダメなんだと思った。
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