追憶の彼方に

✩✩バタバタと帰国


オーストラリアの
アルバートストリート教会で
私達は、式を挙げた。

波瑠は、私のウェディングドレス姿に
しばらくは、動けずにいた。
「波瑠?似合ってる?」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

「‥‥‥綺麗過ぎて、どうしていいか‥‥
‥‥‥わからない。
瞳に映えて、なお、綺麗だ。」
と、言ってくれる波瑠に
「ありがとう。波瑠も素敵だよ。」

私達は、神様の前で
両家の両親の前で
優里と結城課長の前で
お互いに誓いあい
誓いのキスを交わし、
指輪の交換をして

両家ねや両親達と、
優里と結城課長に
見届けられて夫婦となった。


優里も、課長も私の瞳を
初めてみて、大絶賛!!
「「カラコンを着けてくるな。」」
と、二人に言われた。


優里は、
「申し訳ないけど、
受付が不在になるから、
その日に帰らないと行けなくて」
と、言って日本へと。

課長も優里と一緒に帰って行った。

私達も、ゆっくりできずに
次の日には帰国した。

学生時代、付き合っていたときから
仲の良かった両家の両親は、
話しも絶えずに
一華のママの実家で、
ゆっくりして帰国するみたいだ。

私と波瑠は、
帰国して直ぐに
婚姻届けを二人で、提出して
私も波瑠も会社に手続きをした。

私は、逢澤から菅野に
名字が変わった。
波瑠からも許可がでて、
カラコンをやめて、裸眼で出社した。

社員の人達からも、びっくりされたが
嫌がる人は、いなくて‥‥良かった。

高校からの仲良しの
咲希にも報告したら
びっくりされた。

そりゃ、この間まで、違う人と結婚
していたんだから、仕方ない。
でも、
「幸せになるんだよ。」
って、言ってくれた。
< 58 / 71 >

この作品をシェア

pagetop