追憶の彼方に
✩✩久しぶりに優里と
家の事をゆっくりして
優里との待ち合わせのカフェに。
おしゃれで美味しいと
聞いていたから
ぜひ行って見たいと
波瑠とも話していた。
店内は、
広い空間になっていて
内装もお洒落だ。
一つ一つのテーブルが
個室みたいになっていて
とても寛げる。
何名か、お客さん達もいた。
私も座って、優里を待っていると
「お待たせ。」
と、優里。
「私も、今着たばかり、
素敵なところだね。」
と、優里に伝えると
「うん、本当に
体調は、どうなの?」
と、気遣われて
「うん、順調だよ。」
と、答えると
「相変わらずなの波瑠さんの溺愛は?」
と、言うから
「うふふ、うん。モデルも辞めてって。」
「大変だね。
でも、一華すごいね。モデル業。
社内でも、その話しで持ちきりだよ。」
「そんなことないよ。
そんなに仕事してないから」
と、言うと。
「でも、良かった。
一華が、幸せそうで。」
「うん、ありがとう。
優里と結城課長が、いなかったら、
私達の今は、なかったよね。
と、波瑠とも話すの。」
と、感謝の気持ちを伝えると
「そんなことないよ。
あなた達は、一緒になる運命だったんだよ。
ちょっと、遠回りしたけど。
あっ、あっちとは、連絡とってるの?」
と、訊ねられて
「うん。
波瑠は、口には出さないけど、
陽向ちゃんの事を気にしているから
陽向ちゃんと直接話せてるわけでは
ないけど、紗良さんが再婚して
自分が邪魔にならないように
付かず離れずみたいだよ。
波瑠のご両親も、
紗良さんに悪いことした
と、言っているし
私も紗良さんや陽向ちゃんには、
幸せになってほしいの。」
と、いうと
「うん、子供には、罪はないからね
明るく、元気に育ってほしいね。」
と、言ってくれる優里に
「ありがとう、優里。
うん。私もそう願ってる。」
と、言った。