ちゃんと見ろよ 俺のこと








「うるっさいな~昔は天パだったくせに」






そう言うとクラス全員が私と聖司君をみつめた




そうだ、今は静かだから小さい声で呟いてもみんなに聞こえちゃうんだ…





どうしよ!?






「うすせーな今はちゃんとしたさらさらヘアーだよ。それに、お前だって脱色ブダだったじゃん」





私は小学校低学年のとき脱色したように髪の毛がへんな茶色だった




それにおたふくみたいたほっぺをしてたから聖司君に脱色ブダと呼ばれてた





「は?今はそんなにストレートの茶髪ですけど」





私は思わず言い返してしまった







「よく言えるよ、鏡の前であちーとか言いながらヘアアイロンしてたくせに」





「それは中学のときでしょ?もうそんなことしてないし。それにあんただって朝大量のワックスつけて家中臭くなって私にまで迷惑かけてたじゃん」





「俺だってそんときはまだ…」




「いい加減にしろー!!!!」






やべ、クラス中に聞かれてた今の会話












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