本当
「俺の事嫌い?」

「愛してる」

じっと見つめてくる正から目を逸らす。

「上等だ」

フッと笑う正。
その顔もどこか絵になっていて悔しい。

「絶対俺の嫁にする」

至近距離で見つめて近づけてくる正の顔。

「待って」

私がそういうのもおかまいなしでなんとか阻止したくてもどうしても金縛りのように体が硬直して思い通りに動かす事が出来ない。
キスされる!
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