本当
俺に気付いた蜷。
少し考え

「おはよー」

それから笑って自分の席についた。

((待て、初めてだ、しかも笑っていた))

そう思うとなんだか胸がむず痒くなり顔が緩む。

「押忍!お前の周りに人いないの珍しい」

雄太にハッとする。

「何、考え事?珍しい」

((とりあえず座ろう))

そう思い椅子を引く。
< 38 / 58 >

この作品をシェア

pagetop