本当
「終了ー!」

「乙」

職員室に鍵を返して外に出ると日も沈み夜。

「また送る」

と言う雄太の言葉に甘えて一緒に下校。
自宅までの帰り道で笑いながらそう呟く。
何でも、友達には一切言った事がないらしい。
親友の正でも。

「蜷といると安心するから話せた」
< 47 / 58 >

この作品をシェア

pagetop