流星の光










「大丈夫です。」





そう答えると立ち上がって、男の人に頭を下げもと来た道を帰る。






いまっさき通った自動販売機につくとそこにはもう誰もいない。


もう男の人たちもいないよね。安心した。





ギュッ


後ろから腕を掴まれた。





「まだ何か用でも?」





振り向くといまさっきの男の人ではなくて、私を追いかけていた二人組だった。


振り撒いたはずじゃ……。






「いまさっきから俺ら避けられてる?」



「ねぇ、暇だから遊ぼうよ。」




掴まえた腕にこもる力がどんどん強くなる。


相手は意地でもこの腕を離す気ではないみたいだ。






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