流星の光
star2
一方的だった。
路地裏で会った男の人は一発で男の人たちをノックアウトした。
二人組の男の人たちがのびている。
同情する気にはなれない。
こんな奴らだから、痛い目にあったほうがいい治療になるはず。
「大丈夫か。」
「あ、ありがとうございました。」
深々と頭を下げる。
男の人は私の頬に手をさしのばした。
涙を拭きとってくれた。
「こんな夜に出歩くなよ。」
小さく頷くと男の人は満足げな表情をする。
物凄く顔が整っているのにそんな顔をするので、思わず見惚れてしまう。