流星の光
目を覚ますと、そこはベットの上だった。
また、あの時の夢を見た。
もうあれから三か月もたったのに、お兄ちゃんとは全く会わない。
お兄ちゃんはあの族にまだ居るのかな。
もう出ていればいいのに、あそこから離れてればいいけど。
お兄ちゃんの事を考えるとまた涙が出てきそうになる。
涙を拭き、気を取り直して時計を見る。
「まだ、一時だ。」
変な時間に起きてしまったから、寝にくい……それにあんなこと思い出した後だし。
家の中が暑い、喉が渇く。
なんか水が物凄く飲みたいし……気分転換に外に行こうかな。