曇り





その後、俺はチャリに乗る気にもなれなかった

なんでかな



だからとぼとぼとチャリを押して帰った



ずっと…渡のことを考えていた






そうこの日が決定打だった

あいつは絶対に雨女だ!と俺はこの日確信した



あいつが泣き出したのと、ほぼ同時に雨が降り出したから



あいつは…雨が見方してくれている




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