曇り




小学校から高校まで、女と接する機会はないに等しかった


ずっと進学校で勉強を詰め込まれていて、なんの自由もなかった



恋愛に…疎かったんだな


だから、初めて自分が告白したやつにふられて、地に堕ちた気分だった





そう


その日から俺は、晴れ男としての機能がまったく機能しなくなった




渡がくるまでは本当に雨女、雨男がいなかっただけじゃなく、この晴れ男である俺がいたから…


ってここまで言い過ぎると気持ち悪いな





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