Blue moon


そんなことを思っていると、活発そうなライオンのお面を被っている男の子がみんなに声をかけた。

「折角、1週間みんなで過ごすんだ。ナンバーで呼び合うのってなんだか悲しいと思わない?」

全くもってその通りだと私は思った。

みんなも頷いているのが分かった。

続けてライオンさんが続ける。

「それに、このお面…外そう!」
そう言ってライオンのお面を外し始めた。

「ライオンのお面…No.1こと生野叶多(ショウノカナタ)高校2年みんな!よろしく」

次にポニーテールで猫のお面を被った女の子が名乗り出た。

「私は、No.4こと長沢祭(ナガサワマツリ)高1です!よろしくね!」


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