ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】
ピカッと小さな光がちらついた。


ちょっと遠くの方だが、そこがゴールだと想像すればとても近く感じる。思わず光に向かって駆け出した。



途中何度か柔らかくて細長い紐のようなものを踏んだ。後ろから「にゃーおぅ!」と威嚇の鳴き声が聞こえたことから察するに・・・というか当然の様にネコのしっぽを踏んでしまったんだろう。



悪いな。見通しがすこぶる悪い上に結構全力で走ってるものだから避けきれないんだ。



頼むから怨むなよ・・・。




そうした事を考えているうちにもどんどん光は近付く。


同時に、大きくなる――。




求めるものは静かな世界


死に際の出会い




あるのか?


光の方に・・・・・・




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