ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】
血まみれの世界で、俺は目覚めた。
顔にも首にも手にも足にも。
全身に血がベッタリとくっついている。しかも、なかなか粘っこくて思うように取れない。
「ああ・・・・・・。」
母さんの笑顔が目の前に現れ、
血塗られる。
俺はそれを必死に綺麗にしようとする。
だが、あがけばあがくほど母さんは血に染まって・・・・
「ああ・・・・・」
俺は血に飲み込まれた。