ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】
「もう、否定しないで下さい。」


静寂の中に花を咲かせるソプラノ


けれど耳に障るような嫌なものじゃなくて




一つ一つが俺に明かりを灯す温かなもの



「する必要が無いんです。」



ずっと前から一緒で


共に生きてきたような気持ちになる



「貴方を必要とする私が居るから。」



出会ったのは


昨日の事




けどそんなの既に関係の無いことだ



「貴方を必要する空間が此処に在るから。」



俺の心が動かされてしまったのだから


仕方が無い



そもそも本当は助けて欲しかったんだ。



「明日も明後日も・・・」



絶望しきっていた訳じゃ無い


どこかに救いを求める想いが隠れてたんだ



「その次もまたその次も・・」


そしてヒカリをくれたのは

間違いなく


彼女だ。



「この場所に私は居ますから。」





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