ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】
ラーメン屋が・・・いやラーメン屋を包む空気がやけに暗いな・・。そう思って隣を見ればラーメン屋の10倍位の真新しいビルが立っている。
こりゃあ影にもされる訳だ。
だが、ラーメン屋にはほんのりと明かりが見える。こんなになっても営業してんのかよ。さっさと辞めて新しい職に就いたほうがよっぽど楽なんじゃねえのか?
知ったこっちゃ無ぇけど。
そして再びそんな影の中を俺は歩いた。人混みに出て行く気分には到底なれない。
そして気が付いた。
「路地・・・・・?」
さびれたラーメン屋を通り過ぎその次の建物の前を少し歩いてから、横目に残った残像がふと気になった。
黒と同化してよく見えなくなっていたが、確かに道があるように見えた。
前に踏み出そうとした左足を後ろに返す。背中を逸らせて路地があったような場所に焦点を変える。
「・・・・・マジであるし。」
見つけた路地はあまりにも細くて。だが、人に忘れ去られたような空間が確かにあった。
行くあては・・・・
無い。
なら偶然にも見つけた世界に踏み込んでみよう。
こりゃあ影にもされる訳だ。
だが、ラーメン屋にはほんのりと明かりが見える。こんなになっても営業してんのかよ。さっさと辞めて新しい職に就いたほうがよっぽど楽なんじゃねえのか?
知ったこっちゃ無ぇけど。
そして再びそんな影の中を俺は歩いた。人混みに出て行く気分には到底なれない。
そして気が付いた。
「路地・・・・・?」
さびれたラーメン屋を通り過ぎその次の建物の前を少し歩いてから、横目に残った残像がふと気になった。
黒と同化してよく見えなくなっていたが、確かに道があるように見えた。
前に踏み出そうとした左足を後ろに返す。背中を逸らせて路地があったような場所に焦点を変える。
「・・・・・マジであるし。」
見つけた路地はあまりにも細くて。だが、人に忘れ去られたような空間が確かにあった。
行くあては・・・・
無い。
なら偶然にも見つけた世界に踏み込んでみよう。