横顔だけじゃ、足りなくて



先輩に会いたい…。




『あ〜!!
でもやっぱり、好きなんだよなー!』




すごい…


その人の事、凄く好きなんだ。


だって、教室に人いるのに大声でそんな事を口に出来るんだもん。


私には絶対無理!




『絶対、振り向かせてやるんだ!』


「頑張って!」


『おう!
てか、タメ口でいいからさ』




そう白い歯を見せて笑ってくれた。


この笑顔で、その人を幸せにしてあげて欲しいな。


太陽みたいにキラキラした笑顔

どんなに落ち込んでも、明石くんならすぐに笑顔にしそう!


那雲はすぐ落ち込むタイプだけど、明石くんは気にせずすぐに前向きになる性格だろう。




「うん!」




明石くんの恋も実って欲しい。


今日、また校舎裏と図書室に行ってみよう!


行動しないと、何も起きない。


待っていても、恋は実らない。





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