横顔だけじゃ、足りなくて
⇒名前探し…
次の日のお昼休みに、昨日起きた出来事を千加に話してみた。
「で、そのかっこいい彼の名前探しに付き合えと」
「うん…」
千加は笑って数回頷き私の背中を軽く叩いた。
どうやら付き合ってくれるみたい!
「真彩良く話しかけたね!
今から行こうよ!」
「千加ありがとー」
お弁当をしまうなり、さっそく立ち上がって一年一組の教室へと向かう。
千加的には先輩という予想をしていたけれど、私は同い年だったら良いなという希望があった。
付き合うなら年上が良い!
って言う意見をよく耳にするけど、イマイチ私はピンとこない。
一組の教室前でパッと中を見るが、それらしき人がいない…